乗馬練習について

 自分は将来、育成をやりたいのか、繁殖をやりたいのか。
入社したばかりの右も左も分からないときでは、まだ先のことなんて考えられないかもしれません。
けれど、どちらが自分に向いているのか、やってみないことには分かりませんよね?

 入社して一年目は、まったくの未経験者はとりあえず繁殖厩舎に配属されます。そこで馬の扱い方を学びつつ、仕事のあとに乗馬練習として少しずつ育成の基礎を学びます。
 仕事が終わってからの乗馬なんてきつい!と思われるかもしれません。が、意外とこの乗馬練習に参加する新人は「乗馬練習の方が楽しい」なんて言います。
学生のときに運動をしてこなかった、スポーツは苦手だし……、なんて不安に思っている方もいるかもしれません。いま馬乗りをしている先輩の中にも、そういう人はたくさんいました。ここにきて初めて馬に乗った先輩も、いまでは立派な育成技術者です。

 競走馬の育成・調教というのは常に危険と隣り合わせの職種です。落馬なんて珍しいことではないですし、落ち方が悪ければ怪我だってします。落ち方を学ぶのも乗馬練習の目的の一つですが、かといってそれが危険なことに繋がらないようしっかりと技術を持った先輩が指導をします。乗馬5頭に対して2~3人の育成スタッフが練習に付き添います。
楽しんで乗馬をすることはもちろんですが、これは仕事の技術を身に付けるための勉強の一環です。遊び半分での乗馬練習でないということだけは、ご理解ください。